トヨタ アルファード 異音修理 バランスシャフト交換
こんにちは00sawaです。
本日はトヨタ アルファードの異音修理になります。
まだまだ人気の20系アルファードですね。個人的にもこの形のアルファードが好きです。
オーナー様のこだわりでエアサス仕様になっております。もちろん当店で取付から公認まで取得してある合法車両です。
さて、異音の方ですがガラガラと怪しい音が・・・なんとなく予測できたので早速修理開始です!
さていきなりオイルパンが外れていますが異音の原因はオイルパンの中から確認する事ができます。
しばらくオイルが垂れてくるので先にオイルパンのガスケットを綺麗に清掃していきます。
写真の中央奥に見えているカビの様な色をしている部分が今回の異音の原因になります。
見えている部品はバランスシャフトと言う部品になります。
バランスシャフトには色々な役割がありますが主になるのはクランクシャフトの回転やピストンの往復運動する際に生じる振動を打ち消す役割です。アルファードに搭載されているエンジンは2AZの型式のエンジンです。良いエンジンなのですがオイル消費や今回のバランスシャフトの破損など壊れる所が多々あります。
オイルストレーナーも必ず交換します。
見ての通りバランスシャフトの破片を吸っています。まだ、大きめの破片なのですが放置すれば細かくなり最終的にはエンジン内部を傷つけてしまいますね。
バランスシャフトを脱着する前に一番シリンダーの圧縮上死点を出します。
バランスシャフトを取り外す時はなんとか外れるのですが組付ける際には上死点位置での組付けが必要ですので必ず合わせます。
外したバランスシャフトです。歯車がボロボロになっています。
この歯車がクランクシャフトとかみ合うのですがボロボロになっている所の材質は樹脂になっています。樹脂ですと経年劣化により摩耗が進んでしまいます。
バランスシャフトのケースを洗浄し、これから組付けますがメタル部分やオイル経路がありますのでエンジンオイルを給油しながら組付けます。
組付ける際はバランスシャフトの位置合わせが必要となりますので注意が必要です。
車体に取付完了です。
取付ボルトは全部で8本あります。規定トルクで締めた後に規定角度で更に増し締めも必要になります。
異音もなくなり以前より調子よくなったような気がします
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